アイテックインターナショナル株式会社の山口孝榮氏について書いてみます〜その三〜

アイテックインターナショナル株式会社の山口孝榮氏について書いてみます〜その三〜

今回は山口孝榮氏について考察する三回目の記事です。
二回目は以下の記事にてご覧くださいませ。

MLMについて考える

過去にも同じような記事を書いた気がしますが、ひとまず、過去の記事のことは置いておき、改めてここに書き残しておきたいと思います。

MLMは「連鎖販売取引」ということで、法律で定義されています。
決して違法というわけではありません。

法律で禁止されているのは、無限連鎖講で、一般的に言う”ねずみ講”というやつはやってはいけないことです。
MLMとねずみ講は違いますので、まずはここをおさえておきたいポイントですね。

そして、ねずみ講をやってると、間違いなく調べが入ります。
というのも、消費者センターにクレームが入るため、放置ということにはならないのが現状なんですね。
ですので、昨今、ほんとうに問題のあるねずみ講は長くは続かないですよね。

そして、MLMですが、これ自体は、よくある商法・・・と言うと語弊がありそうですが、今となってはどこにでもあるような、そんなビジネスになりつつあります。

あまり細かいことは書ききれないところですが、昨今で言えば、”転売ヤー”なんかは、この手のビジネスに極めて近い構造で動いていますよね。
個々人で動いている人も、もちろんいるとは思いますが、昨今は、一人ではなく集団で行なっていることが多く、階層のあり方はともかくとして、集団として利率を設定して、集団でスケールメリットを活かしたビジネスが流行ってますね。
これ自体は違法でも何でもありません。

また、例えば、カワサキプラザなどもよく似た形式かもしれませんね。
カワサキの大型自動二輪(排気量が401cc以上の自動二輪車)は、カワサキプラザでしか販売することが出来なくなりました。
しかし、普通自動二輪(排気量が399.999cc以下の自動二輪)は、多くの販売店で販売されていますね。

これらも極めて近い構造をした販売形式です。

アイテックのようなMLMとの違いで言えば、、、って、多分、ほとんど同じじゃないですかね?
すみません、私はカワサキプラザのことについては、聞いたことしかないので迂闊なことは言えないかもしれませんが、ほぼ同じだと思います。
カワサキプラザは、カワサキが運営しているわけではありません。
運営は民間企業がしています。
カワサキプラザのことについては、別途お調べくださいませ。

私は、世のビジネスに精通しまくってるわけではないので明言できませんが、多分、今でも似たような形で連鎖販売形式をとっている会社はまだあると思います。
トヨタとかもかなり似ているのではないでしょうか。

まさかとは思いますが、販売店はメーカーが運営してたり、販売店は全店一律の両立でバイクや車を販売しているとは思っていませんよね?
また、販売店にはグループ会社があり・・・というのも、分かりますよね?

連鎖販売形式の何が問題?

マルチと呼ばれたり、ねずみ講の元々は、投資や無茶な商品販売が元となって生まれた商法なんですね。
マルチやねずみ講の構造については「ポンジ・スキーム」をお調べくださいませ。

このポンジ・スキームのような嘘が、ねずみ講やマルチの大元になったんですね。
もちろん、商品の無茶売りもあると思いますが、それもこれも、全ては投資や訪問販売から始まったことなんですね。

そのため、通常の連鎖販売形式について、親・子・孫くらいまでは普通のビジネスであれば珍しいことではありませんし、アイテックで言えば、ネットを利用した集客や販売を行なっており、何ら悪質なところはないんですね。

連鎖販売がダメなのではなく、詐欺や嘘がダメなんですね。
そして、ねずみ講やマルチに関しては、そういう詐欺や嘘が目立つビジネスなんですね。

「アイテックの商品を異常にすすめられる」というのは、すすめている人が悪いだけであって、”好きな化粧品を友達にすすめる”というのは、別に珍しいことではありませんよね。

このあたりは、これまでの商習慣的に言えば、怪しまれたり、訝しんでしまうのも無理はないと思います。

ただ、私たちのようなネットを使った集客を行なっていたりするのは、言い換えると、マーケター的な、アフィリエイター的な、そして、今はほとんど見ることがなくなりましたがドロップシッピング的な、そういったビジネスなわけなんですね。

極論かもしれないんですが、ネットを使えない人が営業するのは、保険の営業でもよくありますし、証券会社の営業でもよくあります。
また、車のディーラーの営業でも数字に困ると営業してくることもあります。

冷静に考えてみていただきたく思うんですが、”アイテックだからダメ”ということはなくて、アイテックを怪しんでいる方は、一度冷静になってビジネスとして捉えていただければ、また見方が変わるんじゃないかなぁと思うんですね。
今となっては、アイテックの規模も順調に拡大しているようですので、一部の方々に怪しまれたからと言って、私たちには大きな影響はないかもしれませんので、私たちも気にする必要はないのかもしれません。

ただ、こんな不景気極まる昨今、みんなで楽しくビジネスに身を投じることができれば、やっぱり嬉しいことが多いだろうなぁと思うことがあるんですね。
そういうことについても、今一度、考えてみていただきたく思う次第なんですね。

締め

ということで、「アイテックインターナショナル株式会社の山口孝榮氏について書いてみます」については以上にしておきたいと思います。

山口孝榮氏は若い頃に少々の失敗はあったのかもしれません。
しかし、今にして見れば、そういった失敗の反省を活かして、アイテックを設立したのかなと思うんですね。

本当に問題があれば、公的機関がさらに厳しい追求をしていると思います。
ただ、かなりグレーなところがあることは否定できないと、私も思っています(笑)

でも、グレーなところがない企業を探す方が無理があることだと思っています。
どこに行っても、今の日本企業はグレーだらけです。
別にアイテックだけではありません。

残業だけでなく、最低賃金などもそうです。

例えばですが、最近、在宅ワークが流行ってますよね。
在宅ワークを紹介してくれるサービスがありますが、これらのサービスを利用してみるとよく分かりますが、報酬が極めて安いです。
理由は、自宅での仕事のため、時給換算にはならないためなんですね。
成果が基本的なベースになっているため、成果が上がらなければ給料がほぼ出ないんですね。

また、在宅ワークでどれだけ儲かっても、サラリーマンの月の給料ほどにはなりません。
システムの利用料金で徴収されるためです。

表では綺麗に「儲けることができます!」と書いてあっても、実質、不可能なことなんですね。
ローソンやセブンイレブンなどのコンビニと同じです。

兎角、ビジネスを穿った目で見てしまうことは簡単ですが、実は見えてないことも多いんですね。
ですので、アイテックの山口氏に関して、批判めいたことを書かれた記事が多いですが、その記事の何が本当のことかをしっかり見極めないと、ご自身のビジネスもうまくいかず、結果として、不幸になってしまうことだけは忘れないでいただきたく思うんですね。

長くなりましたが、私は、そういう諸々を考えている次第でございます。